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災害時にも役立つ!どこでも使える便利な南京錠の活用方法
鍵をかけるというと玄関の鍵を思い浮かべる方も多いと思いますが、持ち運んでどこでも使える便利な錠前として歴史のある南京錠が今回のテーマです。
ここでは、知っているようであまり知られていない、近年頻発する災害時などにも使える南京錠の活用例と豆知識をご紹介します。
南京錠は昔から形を大きく変えることもなく常に存在していて、現代においても「鍵をかける」ということを象徴するアイコン的存在になっています。また、その機能美やイメージからアクセサリーやバッグなどの付属品などに用いられることも多く、親しみのある方も多いのではないでしょうか。
防犯用途の南京錠は、シンプルゆえに故障も少なく、使える用途が幅広く、ピッキングなどにかかる手間、心理的ハードルを生み出す防犯効果などその役割は大きく、今日においても様々な場所で使われています。そんな南京錠の活用例をご紹介しましょう。
災害時に避難所での荷物の管理や移動中の安全性を高めます。バッグのファスナーに南京錠を付けて、簡単にバッグを開けられないようにしたり、備品や持ち物を括り付けて固定しておくことで盗難対策をすることができます。また、南京錠を玄関ドアの鍵・補助錠にできる製品もあり、鍵の紛失や故障があった場合には復旧工事までの仮の錠前として役立ちます。※写真は「ドアジョイナー符号錠付」(株式会社日本ロックサービス)
南京錠にはいろいろと種類があり、目的や用途、使用する場所などによって選ぶことができます。
旅行用のスーツケースなどに、赤いひし形のロゴマークが付いた鍵があることはご存じですか。これが「TSAロック」です。TSAロックとは、アメリカの運輸保安局(TSA)が荷物検査の際に専用の鍵で開けられるように設計された鍵です。この鍵を使用していれば検査で鍵を壊されるということもありませんし、鍵を掛けない不安も解消されます。
スーツケースに備わっているもののほかに、南京錠タイプのTSAロックもあります。南京錠タイプは、小さくて丈夫なので、スーツケース以外にも、ファスナー付きのバッグなどにも便利に使うことができます。南京錠を選ぶ際には、シャックル(U字型のツル・掛け金)の長さや太さが荷物に合うかどうかを確認しましょう。